\ボンジュール、ヴァンです/
前回、みなさんに呼びかけた「お悩み相談」のコーナー。
ありがたいことに続々ご質問が寄せられています!
というわけで……さっそくですがいってみましょう!
人生相談、スタートです。
こんにちは。 突然ですが悩みを聞いてください。 私は今サイゼリヤにいるのですが、毎回毎回、ハンバーグを目玉焼きにするか、ディアボラ風にするか、迷って決めることができないのです。 また、ハンバーグだけでは満たされないので、もう一品オーダーするのですが、これも迷います。 ミラノ風ドリアかアラビアータです。 メニューはもう見ていません。これでしか迷わないから。 さて、どの組み合わせがベストでしょうか。 ご回答よろしくお願い致します。(のだ)
なるほど。あるある的なご相談ですね。
僕も商店街にいきつけのお店があるんですが、そろそろメニューも覚えたし、だいたい2,3択で迷います。それが一回の食事に2度も迷ってしまうというのでは、のださんもさぞお困りのことでしょう。
さて、ではどうやってメニューを決めるのか。
これを考えるにはなぜ悩むのかを考えるといいでしょう。
のださんはどちらか片方を選んで後で「やっぱりもう一方にしておけばよかった……」と後悔した経験があるのでは?
であれば、解決はかんたんなことです。自分のなかでそのメニューを決めた理由を明確にしてしまえばよいのです。
重要なのは気分で選ばないこと。曖昧な選択はNGです。
具体的に考えていきましょう。
最初の「ハンバーグは目玉焼きかディアボラ風か」について。
そもそも「ディアボラ風」とはどんな意味かご存知でしょうか? ディアボラとはイタリア語で「悪魔の」という意味。本来は鳥料理で、見た目がマントを広げた悪魔にみえることからという説と、ピリリと辛いその味からという説があるようです。そういえばジョジョにもそんな名前のキャラクターがいましたよね。
どうでしょう、こんなエピソードを知ってしまうとディアボラ風がにわかにちょっと気になる存在になるのでは?
さあもうひとつ、「ミラノ風ドリアかアラビアータか」。
こちらは有名な話ですが、「ミラノ風ドリア」は本場ミラノには存在しない。あくまで「風」で、日本オリジナルのメニューであるわけです。では「アラビアータ」はというと、こちらも並んでいると地名のアラビアが関係していそうに思えますが、アラビアとは無関係。しかしこちらはれっきとしたイタリア料理であり、アラビアータはイタリア語で「怒り」の意。唐辛子の辛味で身体がかっかと火照る様からとられたのでしょう。こうしてみると先程の「ディアボラ=悪魔」と意味的なつながり見いだせますね。
このようにひとつひとつメニューについて知ってみると、食事の場で自分がそれを選ぶべき理由を見つけやすいはず!
食事に行ったときに連れ合いがいるのならこうした薀蓄を語ってみるもよし、ひとりきりなら「悪魔の気持ちで怒りに任せて貴様らを食い倒してくれるわ……」と内なる独白とともに食すもよし、どちらにしても決めた理由が明白であれば後々後悔することもないはずです。
まとめです。お悩みにズバリお答えします。
一度の食事で2品も平らげてしまう豪快なあなたの選ぶべきは「ディアボラ風」ハンバーグと「アラビアータ」で決まりです!
最後はこの人の名言で締めましょう……
これは「試練」だ
過去に打ち勝てという「試練」とオレは受け取った
人の成長とは・・・・・・・・・
未熟な過去に打ち勝つことだとな・・・
-ディアボロ
『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』より
それでは、引き続きお悩み相談お待ちしております!